コードの覚え方(6弦ルート)

コードは横に移動する

ネットや教則本に載っているコード表を見て
「これ全部覚えるの!?うひゃー!まじかー!」
と思ったことのある人は多いのではないでしょうか?!

でも大丈夫です!コードは基本的な形を覚えてそれを同じ形で横に移動させれば、ほとんどのコードが押さえられてしまいます。
コード一覧などには、それらを1個ずつ別のコードとして載せているので、数がものすごく多く感じるだけです。
(でもある程度の数の形は覚える必要がありますが。)

基本となるコードの形は、「C A G E D」の5つのコードです。
この中で、一番よく使うのは、EとAの形です。
ですので、最初はEとAを移動させるコードを覚えていきましょう。
まずは、Eからです。

EとFの関係

まず、EとFのコードの形を確認してみましょう。

下の表を見てください。

いかがでしょうか?
このように、EとFは実は同じ形で、横に1フレット分移動させただけのコードなのです。

これらのコードは、「6弦ルート」と呼ばれています。
6弦の音の名前が、そのコードの名前になります。
※「ルート」というのは、コードの名前になる音のことです。
(EコードならEの音、FコードならFの音)
ですので、「6弦ルート」というのは、「6弦にコードの名前になる音がある」ということになります。

6弦の開放弦は、Eという音になります。
ですので、コードの名前は「E」になります。
同じように、6弦の1フレットはFという音になります。
ですので、コードの名前は「F」になります。

同じ形のまま、6弦の音に沿って横に移動させると
色々なコードになります。

この時、注意するのはEコードは1,2弦と6弦は開放弦でしたので、押さえなくても大丈夫でしたが、
移動させると、開放弦だったところを人差し指で押さえなくてはならなくなります。
したがって、Fコードは1,2弦と6弦を人差し指でまとめて押さえることになります。

Eコードは、1,2,6弦が開放弦なので押さえていなかったが

Fコードは、1,2,6弦を人差し指で押さえる。

そしてそのままの形で、人差し指を3フレットに移動すると「G」、5フレットに移動すると「A」といった感じになります。

ここまでのポイントを一旦整理すると、
「Eのコードの形を、6弦の音に沿って、横に移動させると色々なコードになる。」

ということになります。まずはこのことを覚えてください。

マイナーコードの場合は?

では、マイナーコードの場合はどうでしょうか。
マイナーの場合も同様に、横に移動させると色々なコードになります。
6弦ルートの場合は、「Em(イーマイナー)」を移動させます。

Emを同じ形で、ルート音の位置を1フレットに移動させると
Fm(エフマイナー)、3フレットに移動させるとGm(ジーマイナー)というようになります。

6弦の音名を覚えましょう

これが理解できましたら、次は6弦の音の名前を覚えていきます。

下の音名表を確認してください。

これを覚えたいんですが、最初から全部を覚えようとすると、大変だと思いますので、最初は開放弦の「E」と5フレットの「A」だけを覚えればよいです。
もし2つも覚えるのが大変な場合は、「E」の位置だけ覚えれば大丈夫です。
あとはそこから辿っていくだけです。
練習しながら、少しずつ覚えていきましょう。

注意する点は、「Eと F」「BとC」の間だけ、隣のフレットになるところです。
その他は、全て1コ飛ばしになります。
これ、大事なのでぜひ覚えておいてください。
(「ドレミファソラシド」を理解している人だったらすぐに分かると思います。)
EとかAとかのアルファベットの意味は「ドレミファソラシ」の英語読みになります。
「ドレミファソラシ」は英語ですと「CDEFGAB」になります。

まとめ

  • Eのコードの形を、6弦の音に沿って、横に移動させると色々なコードになる。
  • コードの名前が分かるようになるために、6弦の音名を少しずつ覚える
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. 2020年 5月 11日

スポンサード リンク

ページ上部へ戻る